【あらすじ】AIに負けない子どもを育てる 新井紀子【感想】
AIに負けない子どもを育てる 新井紀子
前作のAI vs.教科書が読めない子どもたちを読み、「読解力」について考えさせられ、どうすれば身につくのか、子どもに身につかせることができるのか知りたくなった。
前作の感想はこちら
arasuji-library.hatenadiary.com
すぐに手に入れ読み終えたので感想を書きたいと思う。
RSTテストについて
本書にはRSTテストの体験版を記載している。
旬を過ぎた廃棄される問題だが、各項目を体験することができた。
また、タイプ別診断もあり自分が何を読めていて、読めていないのかを知ることができた。
その中で出た判定は「前高後低型」で、テストを受けた中では一番多い分類になるらしい。
指摘された内容は、下手な占いよりもズバズバ当てられていて、多数に向けられたものなのに、私個人に向けられたものなのではと思えるものであった。
これだけでもRSTの有効性を信じられる内容であった。
また、読解力は大人になってからも伸ばすことができるという。
本書の中でも博士号を持っているRSTに関わった方が、一文一文しっかりと読む訓練を積むことで、飛躍的に向上したとのことだ。
自分もせっかく読書が好きなので、もっとじっくり一文ずつ理解して読みたいと思う。
多読よりも「深読」をするようにして、自称ミステリ好きなので論理力も磨きたいと思う。
子どもの読解力を伸ばすことについて
私には小学生になる2人の息子がいます。
読解力で入れる高校の偏差値が決まると言われれば、対策を講じたくなるのは子を持つ親としてはわかってもらえるだろう。
各学年による注意点やどう接してあげたら力を伸ばして、苦手意識を持たないように助けてあげられるかを書いている。
どちらかといえば親というより、学校の先生からの目線というような書き方だが、十分参考になると思う。
ただ宿題をさせるよりも、ここで紹介された点を意識して伸ばしてあげたらいいのかなと思う。
そして、RSTを受けられる6年生になったらぜひ受けさせたいと思う。
子を持つ親御さんであればぜひ本書を手に取ってほしいと思う。
Amazonプライム会員になれば、プライムビデオでも見ることができます。
30日無料体験もできます。