【あらすじ】びっくり館の殺人 綾辻行人
たまたま立ち寄った古本屋で手に取った一冊の推理小説「迷路館の殺人」
作者の鹿谷門実の近影、作中に出てくる建築家・中村青司の名前に目が止まる。
そのとき、心の奥底にしまい込んでいた遠い日の思い出がよみがえる。
小学6年の時、引っ越した先にあった「びっくり館」と呼ばれるお屋敷。
お屋敷には様々な噂があったが、突然住民が戻ってきた。
そこに住んでいるのはサンタクロースのような老人に、同い年だが学年は1つ下の俊生と、風変わりな人形「リリカ」。
クリスマス会に招待されびっくり館に向かったが、「リリカの部屋」で起こった密室殺人の第一発見者となってしまった。
同い年なのに学年は1つ下で、体の弱い俊生。
奇妙な腹話術人形のリリカ。
2年前に起こったという殺人事件の真相。
リリカの部屋の壁に備えられた7色からなる28個のびっくり箱。
あやしげな雰囲気からなる密室殺人のミステリー。
綾辻行人の大人気シリーズである「館の殺人」シリーズの第8作目。
これまでのシリーズとは違い、講談社 ミステリーランドで刊行され、漢字には全てルビがふってあり、図書館でも児童書として取り扱われています。
ただし、油断することなかれ。
シリーズファンにもしっかりと満足させる内容です。
ルビのおかげで小学校中学年くらいの子でも読めると思うので、推理小説の入門としてはちょうどよい作品です。
現在は文庫版、電子書籍でも発表されているので、大人の方はそちらをお求めになる方がいいかもしれません。
Amazonプライム会員になれば、プライムビデオでも見ることができます。
30日無料体験もできます。